
作者:石建 来源:原创 发布日期:08-24

一 |

二 | 永瀬九段、熱戦を制する 羽生九段先手で戦型は相掛かりに。互いに飛車先の歩を交換しあったあと、羽生九段は腰掛銀に構えます。部分的には古くからある構えですが、時代が進んだ先に再び現れるのが将棋の奥深いところです。 永瀬九段は角交換のあと、銀冠に組みました。対して羽生九段は自陣に角を打ち、積極的に手を作っていきます。 中盤、永瀬九段は金取りを放置して、銀冠の囲いに玉を収めます。対して羽生九段は取れる金を取らず、桂を跳ねて取りを重ねる、虚々実々の応酬。見応えのある複雑な手順が続きました。 評価値は何度か揺れ動いたあと、最終盤に入ったところでは羽生九段が永瀬玉のすぐそばに強力な龍を寄せて迫り、優位に立っていたようです。 96手目。永瀬九段は金取りに桂を打って羽生玉に迫ります。持ち時間4時間のうち、残りは両者ともに28分でした。評価値は羽生九段優勢。しかし局後の感想戦を聞く限りでは、羽生九段はこのあたりで形勢を悲観していたようです。 97手目。羽生九段は15分考えたあと、金を右に動かして、自陣に迫るもう1枚の桂を取ります。結果的にはこの手が本局の大きな分岐点となったようです。感想戦で永瀬九段は左側に逃げる手を候補にあげていました。

三 | 羽生「ああ・・・。そうですか」(少し先に進めて) 永瀬「この局面で指す手が難しいかと」 羽生「ひえー」 本譜の進行は一手争いにおける速度が逆転しました。 103手目、羽生九段は龍で永瀬玉に王手をかけます。いわゆる合駒請求。相手が合駒をしてくれれば、自玉の詰めろがほどける仕掛けです。

四 | 104手目。永瀬九段は合駒を打たず、すぐに玉を端にかわします。きわどいようでも、これが最善。羽生九段は永瀬玉に必至をかけて下駄を預けました。 最後は羽生玉が詰むや詰まざるや。そう簡単な詰みのようには見えません。しかし永瀬九段は長手数の詰みを読み切っていました。

五 | 126手目。永瀬九段は歩を打って王手をかけます。羽生九段はここで投了。熱戦に終止符が打たれました。 リーグ戦でほとんど負けなしの永瀬九段 永瀬九段は前期の王位挑戦者。リーグは5戦全勝を達成しています。

六 | また今年度は王将リーグで6戦全勝を達成しています。 順位戦A級では前節8回戦で1敗しましたが、そこまでは7連勝でした。 以上の通り、永瀬九段はリーグ戦でほとんど負けていません。 永瀬九段の今年度成績は44勝18敗(勝率0.710)となりました。 羽生九段、ここから巻き返せるか? 両者の通算対戦成績は羽生8勝、永瀬21勝となりました。 羽生九段に最も勝ち越している棋士は永瀬九段。次いで藤井聡太王位(六冠)です。 王位リーグ(本割)における羽生九段と永瀬九段の対戦は、永瀬九段の5戦全勝となりました。

七 | 一方、プレーオフでの対戦は1回あり、そちらは羽生九段が勝っています。

八 | 大山康晴15世名人の史上最多勝記録を抜いた、メモリアルの一局でした。 リーグは永瀬九段が全勝で走らない限り、1敗をキープしていればチャンスが残されています。永世王位資格保持者のレジェンド羽生九段。

九 | ここから巻き返せるでしょうか。
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Published on:02:44:04